春
立春 (りっしゅん) 2/4頃 春の気たつを以て也(暦便覧) この日から立夏の前日までが春。まだ寒さの厳しい時期ではあるが日脚は徐々に伸び、九州や太平洋側の暖かい地方では梅が咲き始める頃である。 雨水 (うすい) 2/19頃 陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧) 空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。 啓蟄 (けいちつ) 3/6頃 陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也(暦便覧) 啓蟄は冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味。実際に虫が活動を始めるのはもう少し先。柳の若芽が芽吹き蕗のとうの花が咲く頃である。 春分 (しゅんぶん) 3/21頃 日天の中を行て昼夜等分の時也(暦便覧) この日をはさんで前後7日間が彼岸。花冷えや寒の戻りがあるので暖かいと言っても油断は禁物。昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く。 清明 (せいめい) 4/5頃 万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧) 清浄明潔の略。晴れ渡った空には当に清浄明潔という語ふさわしい。地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である。 穀雨 (こくう) 4/20頃 春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧) 田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。
0 コメント
|